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12月チーフミーティング

今月のチーフミーティングでは、ご来院して頂いている皆さまに
これまでよりも、さらに安心・安全に治療を受けていただくためには!
という内容のミーティングをしました。

院内でお一人お一人に合わせた、ホワイトニングトレーなどを作っているので
さらに良いものをご提供していけるよう、話し合いました。

これからもより一層、切磋琢磨しご来院いただけるよう努めてまいります!

 

 

そこで本日は、簡単に歯と認知症の関係についてご紹介したいと思います。

歯と脳の関係

物を噛むと脳は刺激される

歯は食べるためだけにあるのではありません。
噛むことは、同時に脳を刺激するという事がわかっています。
歯と歯がかみ合った時の刺激は、歯の根にある歯根膜から脳へと伝わり、
その刺激が脳における感覚や運動記憶や
思考、意欲をつかさどっている部位の活性化に繋がるといわれています

歯が少ないと脳の働きに影響が出る

東北大学の高齢者を対象に行った研究では、
歯の残存数と認知症との関連性がわかります。
健康な人では平均で14.9本の歯が残っていたのに対して、
認知症の疑いがある人では9.4本と明らかな差がありました。
また、残っている歯が少なければ少ないほど、
記憶能力や学習能力に関わる脳内の海馬という部分や、
意志や思考の機能をつかさどっている
前頭葉の容積などが少なくなっている事がわかりました。
このことから、歯が無くなることで、脳が刺激されなくなってしまい、
脳の働きに影響を与えてしまうという事が判明しています。

そして、神奈川歯科大学によると、歯が20本以上残っている人と、
歯が無く入れ歯も入れていない人の認知症になるリスクは1.9倍
しっかり噛んで食べることができる人とくらべて、
あまり噛んで食べられない人の認知症へのリスクは、
1.5倍も高いという研究結果になっています。

歯と認知症予防

歯の治療をしっかりする事で記憶力が回復した例もある

奥歯を削って噛みづらくした歯を、治療によって修復すると、
正常と同じ程度にまで記憶力が回復したという研究結果もあります。
かみ合わせが悪いまま放っておくのではなく、噛む事が出来るよう、
しっかりと治療をすることで記憶力回復の可能性が高まるのです。

入れ歯やインプラントでも脳への刺激が出来る

アルツハイマー型認知症になった人の口の中を調べてみると、
歯が無くなってしまい、よく噛んで食事する事が出来なかった
と思われる人が多くおられます。歯が無いことで歯根膜が無くなってしまうため、
刺激が脳には伝わっていきません。
しかし、歯の代わりになる入れ歯や、インプラントなどの治療をすれば
歯と同様のはたらきをすることが出来るといわれています。

しかし、ただ義歯を入れるだけでは不十分です。
北海道の病院で行われた調査では義歯が合っていない人全てが
認知症だったとの報告があります。
その人に合った入れ歯・インプラントを使用し、正しく噛む事が重要なのです

 

 

インプラントについてはこちら!

入れ歯についてはこちら!

 

 

以上、歯と認知症に関係性があった!という内容でお送りいたしました。
今後ともすずしろ歯科をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

練馬にお住いの方に寄り添った歯医者さん

すずしろ歯科

 

住所:東京都練馬区中村北1-10-12 メディカルポート1F

TEL:03-5933-9992